ブログ移行

2010-01-03 14:34 | tag: ,

livedoor Blogをやめて自前のwebサイトに移行しました。nanocという、Rubyで開発されたHTML生成ツールを使って制作しています。

livedoor Blogをやめた理由

livedoor Blogは昨日も充実しておりピーク時間帯の反応も悪くなく、よくできたサービスだと思います。ただ、web経由の操作が面倒に感じるようになったので、自分のパソコン上での操作で完結する環境を構築することにしました。

例えば何かを調べているときなどに自分のPC上でメモを作り、メモを作り終わったらコマンド一発でblogの記事にすることができれば理想的です。

nanoc

このような環境を実現するために、nanocというツールを使っています。

nanocは、CMSの一種です。多くのCMSはサーバ上にインストールして使用しますが、nanocはローカルでwebサイト用のHTMLを生成しします。webサイトとして公開するときにはそれらをサーバ上に転送します。

webサイトの各ページに対応するファイルをTextileやMarkdownなどのマークアップ言語で記述した後に「コンパイル」を行うと、あらかじめ定義されたレイアウトが適用されたHTMLが生成されます。ファイル中にはページ生成を制御するためのRubyのコードをERBで埋め込むこともできますので、blogの最新の記事の一覧を表示したり特定のタグを含むページへのリンクを表示したりなどの柔軟な記述が可能です。

ページの作成

オートコンパイルと呼ばれる機能を使うと、PC上でwebサーバが起動し、サイトの表示を確認することもできます。

オートコンパイラによる表示の確認

ローカルで生成されたHTMLは、rsyncコマンドでサーバに転送しています。

nanocを使い始めてみて

コンテンツの作成、サイトのプレビューなど制作のための作業が全てローカルのPCで簡潔するため、軽快に作業が行えます。

柔軟性・拡張性が高いのも嬉しいです。Rubyでプログラムを書いてページ生成のために必要な機能を追加することもできます。反面、ちょっとしたことでもRubyが必要になることがあるので、プログラミングの経験がない方にはお勧めしにくいです。

サーバにソフトウェアをインストールする必要がないため、サーバを選ばないのも大きなメリットです。ローカルで公開用のHTMを生成するので、生成されたファイルをwebサーバに転送するだけで公開できます。インターネットサービスプロバイダの契約に付属するweb公開用スペースや、低価格の共用サーバなどでも問題なく利用可能です。