Rackspaceで借りたCentOSサーバで最初にする設定

2010-01-13 13:27 | tag: ,

RackspaceでCentOS 5.4サーバを借りたときに、最初に実施したほうがよさそうな設定のメモです。

Rackspace Cloud Serversコントロールパネル

DNSの逆引き

デフォルトでは NNN-NNN-NNN-NNN.static.cloud-ips.com といった逆引きレコードが設定されているが、任意の内容に変更することができる。設定内容はすぐに反映される。

バックアップ設定

Daily, Weeklyのサーバのイメージバックアップのスケジュールを登録する。

CentOS

ホスト名の設定

デフォルトではサーバ作成時にコントロールパネルで指定した名称が設定されている。Apache等で警告が出ないよう、FQDNを設定する。

/etc/sysconfig/network:
HOSTNAME= の内容をFQDNに書き換える。

HOSTNAME=host.example.jp

/etc/hosts:
サーバのグローバルIPアドレスに対応する行のホスト名をFQDNに書き換える。

127.0.0.1     localhost localhost.localdomain
***.***.***.***     host.example.jp

ロケールの変更

*/etc/sysconfig/i18n:
LANG= の内容を"en_US.UTF-8"から"ja_JP.utf-8"に書き換える。

LANG="ja_JP.utf-8"

タイムゾーンの変更

デフォルトではUTCにセットされている。日本時間を使用したい場合はタイムゾーンを変更する。

# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime

/etc/sysconfig/clock:

ZONE="Asia/Tokyo"

ssh公開鍵認証の設定

# mkdir ~/.ssh
# cat 作成済み公開鍵ファイル名 >> ~/.ssh//authorized_keys

※クライアントから ssh -i 秘密鍵ファイル名 user@hostでログインできることを確認。

sshdでパスワード認証を禁止

/etc/ssh/sshd_config:

PasswordAuthentication no

設定後、sshdを再起動。

# /etc/init.d/sshd restart

クライアントからログインを試みてパスワード認証が禁止されていることを確認。

時刻同期の設定

Rackspaceのサービスではゲストの時刻はホストと同期しない(Live ChatでRackspaceのスタッフから回答を得た)。サーバの時刻を正確に保つためにntpdを導入する。

# yum install ntp
# /sbin/chkconfig ntpd on
# /etc/init.d/ntpd start

MTAのインストール

cronの実行結果等がメールで届くよう、MTAをインストールする。

メールを受けるのではなく送るだけであれば、Potfixの設定はデフォルトのままで問題ない。

# yum install postfix
# /sbin/chkconfig postfix on
# /etc/init.d/postfix start

Postfix導入後、/etc/aliasesの"root:"で始まる行を更新し、root宛のメールを受け取るアドレスを設定する。

/etc/aliases:

root:           kanrisha@example.jp

/etc/aliasesを更新したら、忘れずにnewaliasesを実行して/etc/aliases.dbも更新する。

# newaliases

パッケージのアップデート

導入済みのパッケージを最新のものにアップデートする。

# yum update

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